理容師の仕事内容となり方

主に男性客の髪のケアをする理容師

理容師は、いわゆる「床屋さん」として主に男性客の髪のケアを行う仕事です。
ここ近年では激安ヘアカット店が多く進出してきていますが、入口部分が女性用の美容室と男性用の理容室に分かれている事もよくあります。

本来的には理容師の仕事は男性女性関わらず行われるものなのですが、美容師と理容師の最大の違いとなる「顔そり」の有無により使い分けがされているのです。

顔そりはカミソリを顔にあてるということから、資格がなくては行ってはいけない事となっており、成人男性の髭をあたるという目的で行われます。

ただし、現在ではファションに強いこだわりを持つ男性も増えてきたことから男性向けの美容室も登場しており、理容師も美容師同様に厳しい競争環境におかれているというのが実態です。

一方で男性にとって髪の毛の悩みというのは非常に深刻であることから、毛根や頭皮、肌ケアに力をいれる理容室も登場しています。

こうしたケアは髪の毛の傷み具合や皮脂の分泌量、毛根の状態を詳しく調べ、状態に応じてシャンプーやパーマなどのやり方を提案していくものです。

ここ近年では「毛根診断士」という新しい技能資格も登場しており、男性ならではの悩みを聞きつつそれを解決するための役割を担うようになっています。

理容師になるためのルートと働き方

理容師として勤務をするためには、まず理容師の国家試験に合格をしなければいけません。
理容師資格を受けるためにはまず理容学校や理容師養成課程のある専門学校に進学をし、そこで単位を取得したのちに試験を受けます。

2016年度の第34回国家試験では受験者数880人に対して、合格者は532人と約60%が合格をしています。
ちなみに同じ2016年の美容師国家試験は5148人が受験し2884人が合格をしていることから、やはり美容師の方が圧倒的に人気が高い資格であるということがわかるでしょう。

理容師資格を取得をしたらまずは理容院に就職をして、しばらく見習いとして経験を積むというのが一般的なルートです。

理容院は美容院以上に個人で営業をしているお店が多く、見習いとして勤務をする場合にはそうした小さなお店でアシスタント的な仕事から始めていくことになります。

なお、店内に2人以上の理容師がいる理容院では、「管理理容師」を置くことが義務付けられています。
これは理容業を行うために店内の衛生管理をすることを目的としており、理容師として3年以上の実務経験と都道府県の講習会を受けることにより取得ができます。

この管理理容師の資格があると転職をするときに有利になったり、給与待遇がよくなるため、ほとんどの理容師が早めに取得をしています。