きものアドバイザーの仕事内容となり方

呉服店などに勤務をして着物を提案

きものアドバイザーは、呉服店など着物を取り扱うお店に勤務をして、着付けの方法や着物の選び方をアドバイスしていく仕事になります。

着物は日本の伝統的な正装衣装であるとともに、浴衣や初詣の時の衣装など気軽に楽しむことができるファッションです。

着物にもたくさんの種類があり、それぞれのシチュエーションにふさわしいものがあるとともに、着る人に似合う色や形があるものです。

そこできものアドバイザーは専門的な知識から着物選びを手伝い、より魅力的に見えるための着付けを指導していきます。

最近では着物を着る機会が減少傾向にあるので、その分正しい着物の知識を備え、後世に伝えていくことができるきものアドバイザーの役割はかなり重要です。

趣味として着物の着付けを覚えたいという人もおり、そうした人たちのための講座やセミナーを開催するきものアドバイザーもいます。

就業のために特別に必要となる資格はありませんが、あると有利なのが「きものコンサルタント」という民間資格です。

「きものコンサルタント」は公益社団法人全日本着物コンサルタント協会が主催している認定資格で、着物の着付け指導を2年以上経験するか、もしくは専門学校の所定の単位を修了することで試験を受けられます。

和文化回帰の傾向が見られています

着物そのものの売上数は年々減少の傾向があるものの、和文化そのものはここ近年回帰傾向が見られており、着物に関心を持つ若い人も増えてきています。

結婚式で和装婚を希望したり、友人として参加するときに着物を着用したいと考える人もおり、着物の専門知識を持つきものアドバイザーの仕事の需要は一定数確保されているのです。

また「きものコンサルタント」資格を認定してる協会では、毎年全日本着物装いコンテストという着物の着こなしを競う大会を開催しています。

「全日本きもの装いコンテスト・きものフェスティバル」は2017年で45年めを迎えており、きもの文化普及という社会的使命を担っているのです。

大会では、鏡のない舞台において一人だけでいかに美しく装うか、という難しい技術を競います。
さらに立ち居振る舞いや情緒、言葉遣い、作文といったことも評価の対象となっており、最終的に総合点によって順位が決まります。

全国のきものコンサルタントはこの大会に参加をしてよい成績を収めることが一つのステータスとなっており、常連となっている有名な着付け師の方も複数見られるほどです。

現在は「和装振興議員連盟」という国会議員の連盟にロビー活動を行い、着物コンサルタントという資格を公的褒章とすることを働きかけています。

平成24年からは中学校の学習指導要領として家庭科で「和服の基本的な着装を扱うことができる」ということが加えられました。