リフォーマーの仕事内容となり方

注目を受けつつある洋服の「お直し」

戦後間もなくの物資が不足していた頃には、既製品の洋服や衣類を手直しして新たに使用できるようにする「お直し」という仕事が多く行われていました。

一家に一台ミシンが置かれているのも当たり前で、昭和時代の妻の家事の一つとして「裁縫」が占める位置はかなり大きいものだったのです。

しかし時代は変わり、安価で手軽に衣類を購入できるようになった事で、古くなった洋服を作り直して使用するという「お直し」はほとんど行われなくなってしまいました。

ですがここ近年になり、再びこの「お直し」に注目が集まりつつあります。
これは個性的なファッションを求める人が増えたことや、古着がブームになったということが関係していますが、何より「裁縫」そのものの楽しさが再認識されるようになったからです。

SNSなどを見ていると元の素材を生かしたリフォーム衣類やバッグなどを多く見かけることができ、趣味とは思えないほどハイレベルな作品を発表している人もいます。

そんな衣類のリフォームを、本格的な仕事として行うのが「リフォーマー」という仕事です。
リフォーマーは不要になった衣類を受取り、サイズや壊れた部分を直したりして再び使用できる状態にします。

リフォーマーの勤務先と将来の展望

リフォーマーは以前より大手百貨店や洋品店で勤務をしてきました。
特に男性用のシャツ類はフィット感が大切になることから、大手ブランドのシャツでは本体購入時にあらかじめサイズをお直しできるサービスが付帯している場合があります。

リフォーマーはそうした高級ブランド・ファッションのお店に勤務し、持ち込まれた衣類を要望に合わせて直していくことが仕事です。

またそうした大型店に勤務をする場合とは別に、個人でショップを開いている場合もあります。
そちらで大手ファッションブランドから下請けの仕事をもらうこともありますが、業務内容は同じくお客さんが持ってきた衣類を再び使えるように手直ししていくということです。

リフォーマーとして勤務をするために特に資格や学歴が必要ということはなく、腕次第でどんどん仕事をしていくことができます。

基本技能を身につけるために専門学校に進学をするという方法もあり、服飾系の専門学校で洋裁科に進んだり、技能検定を受けたりします。

リサイクルやエコライフの流行がリフォーマー需要を急激に高めており、新たに仕事とする人もじわじわと増加してきているのです。

特に近年では、コスプレ用の衣装のように一点ものとして作る衣類の需要が高まっていることから、写真スタジオなどと提携をすることで新たな需要を掘り起こしていくことができるでしょう。

子供のために裁縫をしていた女性が、復職先としてリフォーマーを目指す例も増加しています。